インコのヒナをお迎え!その前に準備すること・必要なもの

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インコのヒナをお迎えするときに準備するもの・必要なものを紹介します。

インコのヒナをお迎え!準備するものは?

必要なもの7選
  • プラケース
  • さし餌用具
  • ヒナ用ごはん
  • 保温器具
  • 温湿度計&温度計
  • 加湿器
  • キッチンペーパー

それぞれ詳しく紹介していきます。

1、プラケース

プラケース

虫や小魚を飼育するようなプラケースを購入しておきます。

色々な種類がありますが、小型インコの場合は昆虫用、中型インコの場合は魚用のプラケースがおすすめです

お迎えする子の大きさにもよりますが、小型インコの場合、奥行きが19、横幅が20以上あると良いですよ。なるべく大きめだとお世話しやすいです。

困ったらセット販売がおすすめ

インコのヒナのお迎え用セットとしてよく見かけるのが「インコひな用 特製飼育セット」です。

セット内容
  • 広葉樹のチップ
  • 給餌スプーン
  • フードカップ
  • 止まり木
  • プラケース

プラケースのサイズはW300×D195×H205mm。

どれにしようか悩んだら、こちら購入しておけば間違いないでしょう。ただし、セットについている「広葉樹のチップ」(木くず)の利用はあまりおすすめできません。雑菌が繁殖しやすかったり、インコの目に入ってキズを付けてしまう可能性があるからです。

結膜炎になって獣医にかかった子が「もしかしたら木くずが原因かも?」といわれたなどの話をたまに聞きます。直接的に「これが原因です」という診断はされていませんが、可能性がある限り避けておきたいところ。

→後で詳しく記述しますが、キッチンペーパーを敷くのが今は定番のようです。

インコひな用 特製飼育セット」はサイトによって値段が大きく異なるため、購入する際は下リンクより確認してください。

成鳥になっても使えるセットは便利

やや高額ですが、インコ向けの商品を販売しているサイトがあったためこちらも紹介しておきます。こちらは成鳥が病気にかかった時を想定して販売されているセットですが、ヒナ用としても十分使えます。

セット内容
  • 止まり木
  • 陶器製食器2つ
  • プラケース

サイズは約W300×D195×H205mm。

後々使える止まり木と食器がGOOD!

ヒナ用に販売している商品ではないため、さし餌用具やバードマットは付いていません。

ただし止まり木は低めでしっかりとしているため、「ケージは早いけど止まり木デビューをしたい…」というときにちょうどよい大きさです。また陶器製の食器は、少し成長して自力で食べられるようになったときに使えます。

→サイトで詳細を確認

プラケースは幼少期のほか、成鳥で病気にかかった時にも利用します。

大人用を購入しておけば、後々急な体調不良になった際も落ち着いて対処ができるので、今後を考えて選ぶのもおすすめです。

プラケースだけ欲しい場合は

「プラケースだけほしい。他は別でそろえたい」という人は、昆虫や魚用のプラケースを購入しましょう。こちらは昆虫だけでなく、小鳥用やハムスター用とも記載があるプラケースです。大きさはW300×D195×H205mm。幅が広く、小型のインコならこのくらいの大きさで十分。

→楽天で詳細を確認

2、ヒナ用ごはん

さし餌ヒナには15回程度、お湯であたためた餌を与えて育てます。個体差がありますが、生後35日ごろまでが目安です。毎日コツコツごはんをあげましょう。

インコの餌といえば「あわだま」ですが、あわだまだけでは栄養が足りず体の弱い子に育ちます。栄養バランスを考えて「パウダーフード(栄養食)」を使うのも良いでしょう。

また体が元気な子は「パウダーフード+あわだま」の併用がおすすめです。パウダーフードだけでは粉しか食べていないようなもの。すぐにお腹が減ってしまい、通常よりもさし餌の頻度を上げる必要があるためです。

とはいえ、環境が変わり食べ物も変わればヒナの体調に影響する場合があります。ペットショップでどのようなエサを与えていたのか事前に確認しておき、同じものを与えるのも良いでしょう。

ヒナ用ごはん紹介

評判の良いものをいくつかピックアップして紹介します。

あわだま

パウダーフード

体が弱い子はパウダーフード

体の弱い子にあわだまはNG。与えると消化不良に陥ることがあります。「ちょっと元気がなさそうだぞ」「ほかの子よりもエサを食べていない…」など心配事があれば、パウダーフードだけで様子を見てください。パウダーフードを与えるときは、通常の頻度よりも多めに餌の時間を確保することを忘れずに。

「パウダーフードとあわだまを併用したら消化不良を起こした!」「併用は良くない!」という情報を見かけます。これは体の弱い子を見抜けなかったために起きた可能性が高いです。

たくさんの動物を扱うペットショップでは、かなりの確率で体の弱い子がいます。お迎えした際はキチンと観察をして、異変を見逃さないようにしましょう。不安がある場合は信頼のおける獣医に診てもらってください。

3、さし餌用具

さし餌ヒナをお迎えする場合、さし餌用具が必要です。

さし餌用具はスプーン型注射器型があります。注射器型はパウダーフード専用で販売されているものが多く見られます。

※さし餌を初めてする人は、熟練者または獣医師の指導を受けてからおこないましょう。

どちらを選んでも問題ありません。例えば、ペットショップの店員にさし餌の方法をレクチャーしてもらう場合、ショップで使用していた器具を選んだ方がスムーズにできるでしょう。

4、保温器具

インコのヒナは普段、兄弟たちと寄り添って常に暖を取っています。一羽になると体温の維持ができなくなり、体長を崩してしまうため保温器具は欠かせません。

保温電球パネルヒーターがあると良いです。

ホッカイロで代用する光景も見ますが、温度管理が一定にできないためおすすめできません。

インコを飼育する場合は、幼鳥・成鳥限らず冬場は必ず保温器具が必要になります。あると便利なのでサクッと購入しておくのが良いですよ。

5、温湿度計

ヒナのいるケースは常に温度28~30℃、湿度50%に保つ必要があります。(生後3週くらいまでは28~30℃、その後は26~28℃)

正確に温度を管理するために、温度計も必要です。

ヒナの時期に限らず、インコと暮らすときは常に温度計での室温管理が必要なので、長く使えるものの方が後々重宝します。

ただし、アナログ温度計は急激な温度上昇には対応できないため常に見ているなど注意が必要です。

デジタル温度計には離れていても温度がわかるものなど、便利なものが多くあります。利便性を取るならデジタルを選ぶのも良いですね。

デジタルの中には、設定温度を下回った・上回った場合教えてくれる機能が付いているものがあります。自分のライフスタイルを考えて最適なものを選んでください。

料理用の温度計もあると便利

さし餌をつくる場合、餌の温度を38℃にして与える必要があります。冷たいとヒナは食べてくれませんし、40℃以上だと体内でやけどをして最悪死亡してしまう可能性があります。

料理用の温度計があると便利です。(筆者は心配性なので、測定して安心してあげる方が精神的にお世話が楽でした)

6、加湿器

ヒナを飼育する場合、プラケースの湿度は50%が目安。プラケースの近くに加湿器を置いて、湿度を管理しましょう。湿度が高いと体感温度が上がって体調を壊すので、上げすぎに注意しましょう。

7、キッチンペーパー

プラケージの底に敷く用のキッチンペーパーも購入します。足に負担がかからないように、やわらかくて厚めのキッチンペーパーがおすすめです。

キッチンペーパーは木くずを敷くよりも排せつ物の色や量がわかり、健康管理がしやすくなるメリットがあります。掃除もしやすく一石二鳥です。

バードマットとして木くずなどが売られていますが、茶色い木くずは排泄をしているのかしていないのか、汚れているのかどうかがわかりにくいのがデメリット。またインコを傷つけてしまう場合もあるため、避けた方が好ましいです。

その他やっておくべきこと

自宅の近くに小鳥を診察できる獣医はあるか、もし病気になったらどこに行くべきかをざっくりと考えておくと、もしもの際にすぐ行動ができます。

スムーズにいけば病院に行く必要はありませんが、もしもの備えは大切です。

また小鳥を十分に診察できる獣医は犬猫よりもかなり少ないです。

小動物可という獣医に診てもらったとき「うちに来ても困るんだよな~」という対応をされたことがありますし、専門でないと病気の原因を見落とされる場合もあります。

困ったときはどこに連絡すべきか、誰に相談すべきか、ある程度目安を付けておきましょう。

体重計もあると良い

すぐに必要ではありませんが体重計もあると良いですよ。(ヒナの頃は疲れさせてしまうので、頻繁に体重を測ることはしません)

体重測定の必要性は以下で説明しています。

万全の状態でお迎えを!

インコはヒナの頃に「きちんと栄養をとれていたか」「良い環境で育ったか」で成鳥時の体の頑丈さが決まります。育て方や飼育環境を間違えると一気に寿命を縮めることにつながるため、万全の準備で挑んでください。

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