インコの健康チェックをしよう!体調を判断する3つのポイント

インコの健康チェックインコの飼い方
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具合が悪そう…だと危ないかも

インコは具合が悪くなってもギリギリまで隠します。目に見えて具合が悪いと感じたらかなり体調が悪い状態です。

昨日まで元気で遊んでいたのに突然死んでしまった…ということがないように、飼い主になったら普段から不調を見逃さないようにしなければいけません。

そのために飼い主ができることは毎日の健康チェックです。健康な時はもちろん、膨らんでいるなど具合が悪そうに見える場合も健康チェックポイントを参考にしてください。

お家でインコの健康チェック!3つのポイント

動き、見た目、フンの色からチェックします。

1、動きを観察しよう

行動をチェック
  • 体を膨らませていないか、寝てばかりいないか
  • いつものように活発に動いているか
  • エサを食べる量が減っていないか

いつも話ている子のさえずりが極端に少なくなったときも注意!普段と違う行動をする場合はどこかに不調の原因が隠れています。

また体長が悪くても察知されないように、エサを食べるふりをするときがあります。餌箱の中身のチェックも忘れずに。

インコが膨らむのは病気だから?

膨らむ行動は「インコに関するあらゆる病気の初期段階で起こる異変」です。ただし、寒いだけという場合もあります。寒くないかは以下の環境を参考に。

健康なインコの環境目安

温度:15~28℃

湿度:50~60%

寒くて膨らんでいたときだと、しっかり保温された環境にいるだけで回復してくれます。体を膨らませていたり元気がないと感じたらすぐに保温をしましょう。温める場合の目安は25~28℃です。

保温しても治らない場合は高い確率で病気が疑われます。また、膨らみが改善しても動きに異変がある場合は早めに獣医に見せに行きましょう。

換羽の時期も注意

羽が生え変わる換羽の時期は体の代謝率が増加して体力を消費しやすくなります。体調が悪くなりやすいのもこの時期です。

免疫力が低下し病気になりやすいため注意。換羽の時期にはしっかりと栄養管理・保温をして、体力の低下を防ぎましょう。いつもの食事にたんぱく質やビタミンを追加して、栄養バランスを整えてください。

換羽の目安は春と秋の繁殖シーズン直後です。

換羽の時期がシーズンにあてはまらずだらだらと続く場合、季節を感じられず体内時計が狂ってしまった場合があります。インコの部屋の温度は一年を通して一定ではなく、夏はやや暑く冬はやや寒く、季節を感じられるようなバランスにしてください。またホルモンバランスの乱れでも、不定期な換羽が訪れます。

2、見た目に違和感はない?

外見をチェック
  • 脱毛はないか
  • 羽にツヤはあるか
  • 体の一部が腫れていないか
  • 顔回りやお尻周りが汚れていないか
  • クチバシが変色・変形していないか
  • 爪は伸びすぎていないか
  • 目ヤニ・充血していないか
  • お腹が膨らんでいないか
  • つかむ力はいつも通りか

外見の異変は薬を使っての治療が必要になります。腫れや流血が見られたらすぐに病院に行きましょう。クチバシの色が変わるのも体に異変が起こっている証拠です。また、吐き戻しや下痢をしていると顔回りやお尻周りが汚れます。

3、フンはいつもと同じ?

フンをチェック
  • 色をチェック(血便・黒色便・黄色便・緑便になってない?)
  • 水っぽくないか

正常なフンは緑褐色の便と白い尿酸がくっきり分かれた見た目をしています。便の色が変わる場合は見た目に明らかな変化があります。また粒が残ったままのフンがあった場合はエサをすりつぶす器官「砂嚢」の異常です。

体調が悪くて下痢を起こしているとフンがみずっぽくなります。ひどい下痢の場合はお尻周りが汚れるので、そこも判断基準にしてください。

またフンの量が少ない場合も心配です。食欲が落ちているかもしれません。餌箱を見てきちんと減っているかを確認しておきましょう。メスの場合は卵詰まりをしているとフンが出せなくなります。

インコは常に食べて排泄をしています。フンが出せなくなるとかなり危険です。また小型インコはエサを1日半食べられないと死んでしまうこともあります。食事とフンのチェックは忘れずに。

できれば体重チェックも毎日行う

体重チェックを毎日行いたいところ。インコは飛ぶために体を軽くする必要があり、エサの食べ溜めができません。そのため、体調が悪くなり食べられなくなるとすぐに体重が減少しやせ細ってしまいます。1日食べられない状態が続くと危険です。元気そうに見えていつもよりも体重が減っている場合は、体に異常が出ているかもしれません。

インコは体調不良を隠します。「元気そうに見えるから…」と取返しが付かなくなるまで不調を判断できず死なせてしまう飼い主が多いのも現実。

体重は、そんな見た目で判断できない場合の明確な基準となってくれます。動物病院に体重の記録を持っていけば、より正確な病状の把握にも役立ちます。

肥満の判断にもなる

最近増えているのがインコの生活習慣病。

かわいがりすぎてついついカロリーの高い餌を与えすぎると、あっという間に太ってしまいます。インコは小動物なので病気になったら治療が大変です。助かる確率も低いです。可愛いからと言って食べさせすぎるのはNG。

こまめに体重を管理しておけば増えても減っても、すぐに判断ができます。

なかなか体重計に乗ってくれない場合は?

ケースに入れた状態で測ったり、お気に入りの止まり木を置いたりして図ります。おとなしく測れたらご褒美に美味しいおやつをあげると、徐々に体重測定に協力するようになります。

インコの体重測定について詳しく知りたいときは

インコドックもある

鳥類専門の動物病院ではインコドックや定期健診を行っています。インコドックはインコの体全体を検査して、総合的に健康状態を判断する検査です。体全体をチェックしてくれるので隠れた異常も発見することができます。

インコを長生きさせるためにも、年に1回程度は受信しておくと良いですね。特に老鳥になると病気になりやすいので、定期健診をしていると安心できます。

行きつけの獣医ができれば、インコの性質や正確を理解してもらえるため、いざ病気になったときの対応もスムーズです。

あれ?と思ったら早めに病院へ

インコは病気を隠す生きものなので、毎日チェックして些細な変化も見逃さないようにしなければいけません。様子がおかしいと思ったらまずは保温。そしてなるべく早く病院へ連れて行ってください。

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