不思議な小鳥「サザナミインコ」が可愛い!性格や特徴・寿命を紹介

インコの種類
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おっとりとした性格とつぶらな瞳が魅力のサザナミインコ。好奇心旺盛であちこちを飛び回る小型インコとは少し異なり、おっとりゆっくり、スローペースで行動するちょっと変わった小鳥です。

ここではそんなサザナミインコの特徴や習性、飼育するときの注意点などを紹介します。

サザナミインコの魅力に取り込まれ抜け出せなくなった人も続出!「まるで宇宙人」「不思議ちゃん」など言われ放題の不思議なインコの正体とは…?

サザナミインコの特徴

 

サザナミインコ

分類:インコ科

生息地:中米~南米

体長:約16㎝

体重:約45~55g

寿命:約12年

価格:約18,000円~(色変わりは30,000円~)

野生のサザナミインコはサバンナや亜熱帯の森林に、20羽ほどの群れで生息しています。丸い体と短い尾羽、くりっとしたつぶらな目が愛らしいインコです。

サザナミインコの特徴

鳥なのに、飛ぶ姿よりも木の上を歩いている姿がよく目撃される、ちょっと変わったインコです。木の間を渡り歩くことが多いため、前かがみでゆったりと移動する独特な動きをします。

サザナミインコは小型~中型インコに分類されます。メスの方が小柄な個体が多いです。

  • 飼育のしやすさ:★★★★☆
  • 懐きやすさ:★★★☆☆
  • 声の大きさ:★☆☆☆☆

寿命は12年

寿命は平均で12年といわれていますが、うまく飼育ができれば15年以上生きてくれる子もたくさんいます。

声の大きさ★☆☆☆☆

インコのなかではかなり声が小さです。鳴き声も少し特殊で、もごもごとこもった鳴き方をします。

セキセイインコのように、遠くまで響き渡るような声で鳴くことはありません。ただし鳥の習性上、呼び鳴きなど、遠くまで響かせるために鳴くときはそれなりに大きな声になります。

おしゃべりは覚えられるがあまり上手ではない

サザナミインコはおしゃべりやものまねもしてくれます。ただしあまり上手ではありません。

もごもごと話すので人の言葉よりも口笛や音楽を覚える子が多いです。

サザナミインコの性格は?

サザナミインコは比較的おとなしく、のんびりマイペースな性格をしています。

俊敏に動き回るよりもゆったりと歩いて足を使って遊んだり、ロープをつかんだり、袋などの狭いところに入って遊ぶことが好きです。

ただし獲物を狙うときは別。まるで忍者のように俊敏な動きをします。またおとなしい性格と言えど、大きな声を出して自己主張する行動もしばしばみられます。

子どもの頃はやんちゃな性格の子も多く見られます。のんびり屋さんといっても個体により性格に違いはあります。

やさしい性格

攻撃的な行動は率先して行わないやさしい鳥です。温和な性格で集団行動も得意なので、ペア以外の複数飼育にも向いています。

とはいえ限度もある

基本的に平和主義ですが、意外と勝気な性格。気に食わない相手には負傷するまでねちねちと攻撃することもあります。

ケンカをする場合はケージを離すなどの対応が必要です。

不思議ちゃん

突然立ち止まって物思いにふけったり、何かを熱心に見ていたり。気が付けば高い場所からぶら下がりこちらを見ていたり…俊敏なインコには見られない不思議な光景が見られるのもサザナミインコの魅力です。

サザナミインコの特徴
逆さでぶら下がっていることも多い

大型鳥類など、天敵の声を聴くとピタリと動きをとめて数分硬直することも。そして危険が去ったとわかると、そろり、そろりと動き出します。

食べるのもゆっくり

時間を掛けてのんびり食事を楽しみます。セキセイインコの場合はチョンチョンと数口つついて飛び立つなど慌ただしいのですが、サザナミインコの場合は超のんびり。

片足で大切に持ち上げて、少しずつ少しずつ細かくして味わいます。いつまで食べているの?とつい言いたくなるほど。

サザナミインコの種類

サザナミインコ ノーマル
ノーマル

ノーマルは鮮やかなグリーンカラー。翼に黒い模様があり、“トラフインコ”とも呼ばれています。全身にさざ波のような細かい模様が入っているのも特徴です。

サザナミインコ ブルー
ブルー

ノーマルのほかにブルーがあります。こちらはオランダで産出されたという珍しいカラーです。

そのほか、クリーム色をしたアルビノもいます。

価格はノーマルの場合1ペア約18,000円~。ブルーなどの色変わりは30,000円~が平均です。

(サザナミインコに限ったことではありませんが、アルビノ種は体が弱い子が多いです)

サザナミインコの飼育について

サザナミインコは飛び回って遊ぶことが少ないため、よじ登って遊んだり、足を使って遊べるおもちゃを与えるのがおすすめです。

餌は何を食べる?

餌は混合シードにカナリーシードを少し多めに混ぜたものを与えるのが一般的。栄養バランスを考えてペレットを与えるのも良いですね。

サザナミインコは筋胃(食べたものをすりつぶす臓器)が他のインコより発達していないため、硬いものを消化しにくい傾向にあります。食事はペレットをメインに与えるのもおすすめです。

おやつにひまわりの種や麻の実などを与えると喜びます。時には新鮮な野菜や果物を与えて、健康管理をしてあげましょう。

水遊びが大好き

水遊びが好きなので定期的に水浴びをさせてあげましょう。特に夏の暑い日は喜びます。足が浸るくらいの容器を用意するか、霧吹きで水をかけてあげましょう。

※お湯は体を保護する脂分などを落としてしまうため、絶対に使用してはいけません。

こんな水浴び機も大人気!

猫用の給水器ですがインコの水浴び機としてSNSで人気の商品です。

温度・湿度管理

サザナミインコは他のインコに比べて寒さに強く、暑さに弱い生きものです。夏場は冷房を使って室温を30℃以下に保つようにしましょう。適温は25℃前後です。

ただし、一年中同じ温度だと発情期や換羽期が正しく行われません。季節の移り変わりが感じられる程度に、温度を変化させます。

湿度は50%~60%

室温は50~60%が理想です。サザナミインコにとって湿度が高くともなんの問題もありませんが、掃除などがきちんとできていないとカビが繁殖したりするので、飼育環境には気を使ってあげてください。

その他の注意点

  • しっかり日光浴をさせる
  • 歩いても危険のない環境づくりを

日光浴

直射日光は避ける必要がありますが、毎日10分程度、日光浴をさせてあげましょう。

危険のない環境づくりを

サザナミインコは歩くことが多いので、放鳥時には足元に気を付けて。インコは落ちているものは何でも口に入れてしまうので、ゴミのない生活な環境にしておきます。とくに糸くずやホコリは注意。体内に入った場合、胸を開く大手術で取り除かなければいけません。

サザナミインコまとめ

マイペースで不思議ちゃんな性格や、歩いて移動することなど、知れば知るほど魅了が増すサザナミインコ。インコのなかでも比較的おとなしく、飼育のしやすい種類です。インコを飼おうと思ったらぜひ候補にいれてみては?

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