シードだけでは栄養不足。インコには副菜として野菜や果物が必要です。栄養が摂取できるだけでなく、インコの気分転換・ストレス解消にもなります。
しかしなんでもあげるのはNG。野菜や果物、青菜の中にはインコにとって猛毒になるものも。
そこで食べて良いもの悪いものをご紹介します!
インコにおすすめの野菜
インコは小松菜、チンゲン菜、豆苗などをよく食べます。インコによっては好き嫌いがあるので、色々与えて好きなものを探してあげましょう。
無農薬野菜をあげたいところですが、スーパーで購入する場合はそうもいきません。農薬の心配がある場合はしっかり洗ってから与えてください。
青菜類は毎日あげるのが理想
栄養がしっかり補充できるので、青菜は毎日与えたいところ。
シードにも栄養はありますが、それだけでは必要な栄養が摂取できない場合があります。またペレット(栄養食)を与えている場合でも、青菜は与えましょう。みずみずしい野菜の触感はインコの気分転換になり、食べる楽しみやストレス解消にもつながります。
手作り野菜もおすすめ!
農薬が気になる場合は手作り野菜がおすすめです。ミニプランターで簡単に小松菜や豆苗が作れますよ。
インコが食べないぶんは人間が食べられるので無駄にもなりません。興味がある人はぜひ、手作り野菜に挑戦してみてください。
そのほかに与えても良い野菜、果物
果物は糖分が多いため、おやつにして時々与えます。好みの果物は目を輝かせて食べてくれますよ~!インコが食べやすいように、小さく切って与えましょう。
我が家のインコはバナナが大好きで、特にバナナの皮部分についた白い筋をものすごい勢いで食べます。不思議ですが、甘い実には興味がないんですよね…。
インコによって好みはそれぞれ。人間では思いもよらない部分を好むこともあります。色々なものを与えてみて、その子の特徴を探してみるのも楽しいですよ!
(後でも記述していますが、果物のタネはインコに毒なので避けてください)
野草も大好き!
野生のインコは自然界のなかで色々な植物を食べています。青菜よりも野草の方が大好き!という子は意外に多いんです。野草の時期に摘んであげるととても喜びますよ。やっぱりとれたて新鮮は美味しいみたいですね。
エノコグサは猫じゃらし、イヌエビは道端にあるツンツンとした麦のような雑草です。
ナズナは「七草がゆ」の時期に、一緒に健康を祈願して食べるのも良いですよ。
外から摘んできた野草は農薬や排気ガスで汚れていたり、虫がついていることがあります。30分ほど水につけてキレイに洗ってからあげましょう。
野菜を食べてくれないときは?
食べてくれない子の場合、食べず嫌いになっている場合があります。またケージにそのまま置くだけだと、食べ物と理解していない可能性も。
最初の一歩はインコが興味を持つように、飼い主が手でもってインコに差し出して「食べ物だよ」とわかるようにしましょう。
見知らぬ野菜や果物の形が怖くて食べてくれない場合もあります。その場合はゆでたり、きざんで餌に入れてあげるのもおすすめです。
野菜は苦手という子もいるので、ヒナの時から定期的に与えて色々な味に慣らすと良いですよ。
注意!インコが食べてはいけないもの
インコが食べてはいけないものを紹介します。
意外にたくさんありますね。
キャベツやホウレン草など人間が普段食べているものでもインコには有害です。特にアボガドはインコにとって猛毒。果物の種やチョコレートなどは中毒を引き起こすのでとにかく避けて。
実は良くてもタネは食べられいので、リンゴなど種のある果物を与えるときは注意してください。
食べられないものが多いので、「あげて良いものだけあげる」「よくわからないものはあげない」という心もちでいましょう。
観葉植物にも注意!
観葉植物の中には、インコが食べると危険なものがあります。部屋に置いているという人は注意してください。
観葉植物を置く場合は、インコに害がないかどうかきちんと調べておきましょう。
野菜をあげてみよう!
人間がいつも同じ食事を食べないように、インコにも気分転換が必要です。野菜は栄養も豊富なため、ぜひ与えてあげてください。
果物は大喜びしてくれる子も多いのですが、糖が多いためほどほどに。食べ過ぎると肥満になってしまいます。
おすすめは小松菜やバナナ。手に入りやすくておすすめです。季節の楽しみとして、野草をあげるのも良いですね。
我が家のインコは野草が大好きで、インコ用の野草を取るために毎年定期的に遠出をします。野草を見つけるたびに喜ぶ顔が浮かぶんですよね…これもインコを飼育する楽しみです。
ただし食べてはいけないものも多いため、インコにあげるときは食べられるのか、食べられないのか、事前に確認を忘れずに。
インコは意外に偏食です。個体によってビックリするほど好みが違うこともあります。