一度は飼育してみたい…!タイハクオウムの生態

タイハクオウムインコの種類
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とぼけた表情がとにかく可愛いタイハクオウム!性格は愉快で遊び好き、甘えん坊。その姿は犬のようだと例えられるほど。しかし、絶滅の危険性がある希少で高価な鳥でもあります。ここでは、そんなタイハクオウムについて特徴や性格などを紹介していきます。

タイハクオウムとは?

 

タイハクオウム

分類:オウム目インコ科

生息地:インドネシア島

体長:約45~55㎝

体重:450~650g

寿命:40~50年

価格:500,000円~1,000,000円

タイハクオウムはインドネシアのモルッカ諸島周辺で、ペアまたは小さな群れを形成しながら生息しています。真っ白な羽とずんぐりとした体が特徴。限られた地域だけに棲息する、希少で高価なオウムです。

タイハクオウム

表現力に優れたオウム

知能が高く表現力に優れています。顔や行動で色々な気持ちを伝えてくるのもタイハクオウムの特徴です。また、記憶力が良いので何か嫌な事があったらいつまでも覚えているかもしれません。おしゃべりは得意ではありませんが、気持ちを察して寄り添ってくれるなど汲み取る力も優れています。

表情や雰囲気で思っていることがわかりやすく、いたずらを見られたら「しまった…」という表情をして飼い主を笑いに誘うことも…。

とぼけた表情がとにかく可愛いオウムです。性格は愉快で遊び好き、甘えん坊。その姿は犬のようだと例えられるほど。飼い主のことが大好きで「まって~かまって~!」とじゃれてきます。

オウムの中でもとくに大きい

体長は約45㎝。オウムの中でもとくに大きな種類です。どっしりとした見た目ですが、体重は450~650gと軽いことも特徴です。

タイハクオウム 冠羽

感情が高まると立ち上がる冠羽も立派!頭の倍は立ち上がり、圧倒されます。

寿命は40~50年

寿命は40~50年。と言われていますが、医療が発達してそれ以上伸びる可能性があります。

大型鳥類の平均的な寿命です。とはいえペットとしてはかなり長生きです。場合によって、飼育者は2世帯にわたり飼育していきます。

30歳で飼育を始めると飼い主が80歳になるまで生きます。それまでに結婚をしたり育児をしたりとライフスタイルが変わるかもしれません。それも含めて飼育していけるか考えましょう。

また自分が病気や事故にあい飼育が難しくなった時にどうするかも考えられると良いですね。

声の大きさ★★★★★

大型インコやオウムの中でもひときわ声が大きいです。警報音のような大きさで鳴くため、初めて聞く人はびっくりしますよ。

朝と夜に雄たけびを上げる習性があります。集合住宅なら防音対策は必須です。

鶏よりも大きい、芯の通った声で鳴きます。

価格は年々上昇。非常に高価なオウム

タイハクオウムの特徴

価格は上昇しており、相場ははっきりと言えません。10年前は300,000円ともいわれていましたが、現在では1,000,000円近くの価格で販売されていたという情報も。非常に高価なオウムです。

生息地がインドネシアのモルッカ諸島周辺だけと限定的。さらに開発や環境の変化、乱獲により毎年生息数が減少しています。今後も価格は上昇していくかもしれません。(ワシントン条約には「将来絶滅の危険性が高い鳥」として分類されています)

日本に輸入さられるのは、毎年数十羽程度。そもそも手に入れるのが困難になりつつある鳥です。

性格はかまってちゃんで寂しがり屋

タイハクオウムはとても人に懐きやすく甘えん坊。スキンシップが大好きで、しょっちゅう「かまって~!」とアピール。「これで遊んでほしいな」とおもちゃを持ってきて催促する子もいます。ベタベタに甘やかすと喜びますよ。

そのぶん、寂しさや退屈からのストレスも感じやすく、かまってあげられないと体調を崩してしまいます。

感情豊かなオウムは一緒に暮らしていて楽しい反面、寂しさや不安に弱い特徴があります。図太く何事にも動じない子もいますが、多くは構う時間の短さ、引っ越し、地震、突然のお留守番、生活リズムの変化に弱い種類です。

人に懐くと懐くだけ寂しさからのストレスに弱くなります。飼育したら構ってあげる、遊んであげるなど、一緒の時間をたいせつに。

動作はゆっくりおっとりしている

動きはややスローペース。おっとりしている子が多いです。エサをあげると、片足にもってのんび~りごはんを楽しむ姿も見られます。

クチバシは破壊力抜群

タイハクオウム

クチバシは頑丈で力が強いので、曲がりやすいケージだとクチバシで破壊されることが。またタイハクオウムを飼育していると、木製の椅子やテーブルをかじられてボロボロになることもあります。丈夫なケージや噛んでも問題ない設備が大切です。

壊して遊ぶおもちゃを与えると喜びます。

飼育には経済力も重要

そもそも安価な鳥ではありませんし、飼育するには防音設備のほか、45㎝(羽を広げるとその倍以上)の鳥が歩き回り、羽を羽ばたかせたり広げられるスペースが必要になります。それを50年は維持していける環境が必要です。

声の大きさから集合住宅やマンションでの飼育は難しく、一軒家で飼育する人が多い鳥です。

毎日のお世話は?

基本的には他の中・小型インコとお世話のやり方は変わりません。放鳥して遊ばせて、ケージの掃除、ごはんを上げ、夜が来ると眠らせる。この繰り返しです。またインコは太陽の光が必要な生き物なので、日光浴をさせましょう。

今後ますます希少価値が上がりそうなタイハクオウム

タイハクオウムは今後どんどん希少性が高まり、日本ではあまり見かけなくなるかもしれません。飼育が難しい鳥なので、一緒に暮らしたいと考えている人は十分な飼育空間を作れるか、最後まで看取ってあげられるか、防音対策はできるかをしっかり考えてからお迎えしてあげてください。

※情報は掲載当時のものです

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