鮮やかなピンク色の羽をもつ大型インコ「モモイロインコ」。人に慣れやすくやんちゃな性格がかわいいと、ペットとして注目を集めている鳥です。今回はそんなモモイロインコの特徴や性格、飼育のコツや注意点などを紹介していきます。
モモイロインコの特徴
モモイロインコ
分類:オウム科
生息地:オーストラリア
体長:約35㎝
体重:約340~400g
寿命:約40年
価格:400,000円~
モモイロインコはオーストラリアの乾燥地帯に生息しています。鮮やかなモモイロをした体と、グレーの翼が特徴です。名前に「インコ」と付いていますが、頭に冠羽があるため種類はオウムに分類されます。
モモイロの体とグレーの翼をもつノーマルと、モモイロの体に白い翼をもるルチノー(希少種)の2種類がいます。オスの方が目の虹彩が黒く、メスはやや赤茶色をしています。
生息地が乾燥地帯のため粗食でも耐えられるように進化しています。いつでも豊富な食べ物がある飼育下では肥満になりやすいのでエサには注意が必要です。
寿命は40年
寿命は約40年。長くて50年です。飼育する際は最低でも40年しっかりとお世話ができるか、みとってあげられるかを考えましょう。
声の大きさ★★★★★
オウムの中では声が小さい部類ですが、甲高く響く鳴き声をしています。おしゃべりが好きで鳴く頻度も高いため、集合住宅では防音対策が大切です。
ものまねもできる
他の鳥類の鳴きまねをしたり、上手ではありませんが簡単な人間の言葉を話す子もいます。
体長は約35㎝の大型鳥類
体長は約35~38cm。オスの方がやや大きな体をしています。
モモイロインコの価格
モモイロインコの価格は400,000円以上。約500,000円で売られていることもあります。年々個体数が減少しており、価格も上昇。今後さらに高騰していくかもしれません。
国内産はとても少なく、ペットショップにいる子はほとんどが海外で生まれ輸入された子です。年々輸入数も減少しており、そもそも販売しているペットショップが少なくなりました。
10年前は40,000円~50,000円が相場と言われていました。ものすごい勢いで高騰していますね。
モモイロインコが生息しているオーストラリアでは鳥の輸出を禁止しています。日本で販売されているのはオーストラリア以外の海外産です。
モモイロインコの性格は?
オカメインコの巨大版ともいわれるモモイロインコ。性格はやんちゃで好奇心旺盛。動きも俊敏で遊ぶのが大好きです。
触られるのも好き!
飼い主にべったり甘える子も多くスキンシップが好きです。飼い主の後を付いて回り、同じ行動したがる子もいます。トコトコ歩きながら付いて来る光景はとても可愛らしいですよ。
かみグセには注意
かむことが好きなインコなので、壊して遊べるおもちゃやかじり木など、ストレスを発散しつつ遊べるおもちゃをあげると喜びます。
その際かませて良いもの悪いものを区別させ、かみグセを付けないようにしつけることが大切です。
※完全にかませないことはできません。
ちょっと臆病
見慣れないものがあったり、急に知らないものが近づいてきたりすると怯えてパニックになってしまうので、飼育する際は注意しましょう。
大型オウムの中では飼いやすい
オウムは飼育が難しいといわれている鳥です。しかし、モモイロインコは他の大型オウムによくある破壊行動や毛引き、雄たけびなどの問題行動を起こしにくく、オウムの中ではとても飼育しやすい種類です。
ただし体が大きいため、小型・中型鳥類よりも飼育の難易度は上がります。また声量が大きくおしゃべり好きなことに注意。静かな生活が好きな人にはおすすめできません。
モモイロインコ一番の魅力は、その愛くるしさ!
モモイロインコは中型インコをそのまま大きくしたようなインコです。大型インコはおっとりした子が多いのですが、モモイロインコは遊び好きで元気いっぱい!ウロチョロ歩いたりと動きも俊敏です。陽気な性格なので、見ているだけでほほえましくなってきます。
動きの俊敏さはハトのようだと例えられることもあります。うまくイメージできない人は公園にいるハトたちを思い浮かべましょう。あれが30㎝くらいの体になったイメージ。
ここだけの話、モモイロインコの体は、はほのかに甘いバラのような香りがするんですって。確かめられるのは飼育してみた人だけの特権ですね。
ほかのインコにはないモモイロの体も可愛いですね!見ているだけで癒されます。大型鳥類の中でモモイロインコは人に懐きやすく飼育しやすい性格なのも魅力です。
飼育がしやすいといっても、大きな声で鳴いたり寿命が長かったりと、飼育は楽ではありません。色々な事をトータルして考え、お迎えできそうという人はモモイロインコとの生活を楽しみましょう!
コメント