インコの視力がとても優れていることを知っていますか?人間と同じ景色を見ていてもインコにとっては全く別のものが見えています。
色彩感覚も人間と異なり、単色に見えるものがカラフルな柄ものに見えていることも!ここではそんなインコの視力について紹介します。
インコは人間の4倍視力が良い!
インコは人間の3~4倍視力が優れています。例えば空気中に浮かぶホコリや窓の外を横切った虫なんかも正確に見てるようです。
野生のインコは、空を飛びながら餌になる小さな虫や木の実を見つけなければいけません。そう考えると視力の良さも納得できますね。
人間と同じ景色を見ていても、実は人が見えている以上のものが見えているようです。
色彩感覚はどうなっている?
実は動物のなかでもきちんと色を判別できるのは、人間やゴリラなどの霊長類と鳥類だけと言われています。そのなかでも、鳥はとりわけ色彩感覚が優れている動物です。
紫外線も見える!?驚くべき視力
人間は光の中に存在する「赤、青、緑」の3種類の色をもとに世界を見ています。しかし鳥は「青、緑、赤、紫(透明)」の4種類で世界を見ています。紫といえば紫外線の色ですね!すごい!
紫が見えるってどういうこと?
私たちが空から降り注ぐ光の中に赤、青、緑の色が見えないのと同様に、鳥は空から降り注ぐ紫外線が見えているというわけではありません。
インコは反射する光が人間よりも1つ多いというわけです。たった1色とあなどるなかれ。私たちがわずか3色で色にあふれた生活をしていることを考えると、1色増えるだけでかなり色彩が変わるでしょう。
普通の花も人間と全く違う見た目に
紫外線が見えると、モノの形が人間よりもはっきり見えるようにもなります。例えば花をよく見ると花弁にわずかな筋や模様が見えますよね。鳥の場合はそんな鮮やかな花弁が白っぽく、模様がくっきり浮かびあがるように見えるようです。
人間にとっては一色の花でもインコにはカラフルな花に見えているかもしれません。
インコのなかには派手なカラーを持つ種類がいますが、人間が見るインコの色とインコが見ている色は90%近く違う色や柄に見えているそう。これも面白いですね!インコには仲間たちがどのように見えているのでしょうか…。
伸縮自在の遠近両用レンズ!
インコは遠くを見つつ近くにもピントを合わせることができます。もちろん、より遠くだけピントを合わせることもできるし、近くだけピントをあわせることもできます。
人間の場合、近くを見ると遠くがぼやけてしまいます。実際に試してみると、鳥の視野の広さが実感できますよ!
インコの視野は330度!
片目で180度。両目で330度の視野を持っています。さらに首を180度回転できるため、斜めにいても後ろにいてもちょっと首を動かすだけでインコには見えてしまいます。
後ろからこっそり驚かせよう!なんて考えてもすぐに見破られてしまうのはこれが理由ですね。
インコは人間と違う世界を見ている
インコは視力が良いため、人間がはっきり見えないモノも詳細に見えます。それだけでなく、色の見え方が異なるのも特徴です。似ている仲間の色も、それぞれ異なる色として認識していると思うと面白いですね。
インコが何か熱心に見ていたら、人間には見えないおもしろいものが見えているのかもしれません。
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