突然ですが、みなさん幸せですか?
私はそう聞かれたら「まあまあです」と答えます。もしくは普通。なんか「幸せです」とは言えないんですよね。ストレスもあるし、なんやかんやあるし~。
なぜこんな話が出てきたのかというと、テレビ番組で、デンマークは幸福先進国という話をやっていたためです。そこで、デンマークがなぜ幸せなのかをまとめてみました。
幸福先進国デンマークってどんな国?
まず、さらっとデンマークについて紹介します。デンマークは北欧にある国です。社会福祉が充実しており、幸福度が世界1高いといわれて注目を集めています。
デンマーク詳細
首都: コペンハーゲン、 ヌーク、 トースハウン
通貨: デンマーク・クローネ
人口: 573.1万 (2016年) 世界銀行
公用語: デンマーク語
周辺国はドイツ・ポーランド・オランダ・スウェーデンがあります。寒い地域で、ヨーロッパらしいレトロな街並みも残っています。チューリップや風車といったのどかで可愛らしいイメージを持つ国で『水の都 アムステルダム』などが有名です。
デンマークは消費税が25%!税金が高い国
デンマークの税金は25%。そのため物価も高い!
所得税55%(市税21%・県税11%・国税23%)、消費税25%(食料品も全て25%)、車の購入は280%の税金ですね。
世界の税金~世界一高い税金国家『デンマーク』 :: 土地活用ドットコム
400万円のレクサスは1120万円です。
日本のように完全な累進税率ではありません。
全国民が税金をまず支払って、所得や生活内容によって『還付』されるやり方です。
お金を持っている(使っている)人から多く徴収する方針のようです。
教育費、医療費、介護費はすべて無料
税金が高額なデンマークですが、その分しっかりと国民に還元されています。暮らしやすく国民にも理解のある社会構成ができているため、「税金が高すぎる!」という不満はありません。
教育費は大学まで『無料』。
世界の税金~世界一高い税金国家『デンマーク』 :: 土地活用ドットコム
医療も全て『無料』。
死ぬまで介護も『無料』。
住宅も全世帯数の25%が国営ですから大体『無料』です。
ですから『老後の資金』は必要ありません。
『生命保険』も必要ありません。
『国民年金』も『厚生年金』もありません。
『預金』も必要ありません。
在学中は生活と学費のためにアルバイトをして、卒業後にせっせと奨学金を返している身では学費無料はうらやましい限りです。しかも住宅のうち25%が国営!だから美しい街並みが維持できるのでしょうか。
日本では老後の資金が問題になっていますが、デンマークでは介護も医療も保険も無料なので、老後の心配は日本に比べてほとんどありません。
「国保・年金」も必要なし。「生命保険」もいらない
「国保・年金」「生命保険」も必要ないのはうらやましい!
日本って結構税金取られますよね。将来の不安もあるし、年々年金も高くなっていますし…。医療福祉の制度が整っていて学費も無料で老後の心配をせずに済むなら、税金が高くても「そんなもんだ」と思えそうですね。
また毎月何万円も一括で取られるより、消費税などで日々ちょくちょくとられるほうが良いかもしれません。お金がある人がお金を使って対価を受け取りながら税金を納める。そういう流れのほうが良いのかな。
なぜデンマークが幸福先進国なの?
実際にデンマークに暮らし、その暮らしぶりを本にした『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』を参考にしました。
なぜデンマーク人は世界で一番幸せなのか?デンマークにはたくさんの世界記録がある。コペンハーゲンにある世界一のレストラン「ノーマ」、最も信頼できる国、格差を最も許さない国。 「ヒュッゲ」な暮らしで、幸福が舞い降りてくる。イギリス人ジャーナリストが見つけた、北欧のシンプルで豊かな生活。
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幸せの国デンマークとは
『幸せってなんだっけ? 世界一幸福な国での「ヒュッゲ」な1年』を執筆したヘレン・ラッセルが言うには、下の3つが幸せの理由だと言っていました。
- ジャガイモとパン
- ヒュッゲ
- クラブ活動
1『ジャガイモとパン』
デンマークでは毎日のようにジャガイモとパンを食べています。これに含まれている「糖質」が幸せになれる成分。糖質を食べるとセロトニンレベルが上がるようです。
セロトニンとは?
「幸せホルモン」ともいわれる成分で、精神バランスを保つ作用がある。セロトニンが不足すると、鬱や不眠症になりやすい。
糖質なら米とパンでたくさん摂ってるし、日本も当てはまる部分もありそうですね。「ちょっとイライラする」「心身のバランスが悪い」という人は糖質を意識して取ると良さそう。
デンマークは家で食べる人が多い。外食はストレスのもと
外食は周囲の目を気にしてしまいリラックスできない、という人は意外にたくさんいます。
デンマークでは物価が高いため外食はあまりしません。そのため、デンマーク人は、日頃から家で食べる習慣があります。普段の習慣が自然とストレス解消につながっているのです。
2『ヒュッゲ』
「ヒュッゲ」はリラックスできる幸福な空間の意味。世界的にブームを巻き起こしている言葉です。ヒュッゲのために、デンマークでは夕食時はほとんどキャンドルや間接照明をともして、ムーディーな空間を作っています。
ヒュッゲな空間のためにキャンドルを使用。消費率は世界1位
デンマークのキャンドル消費量は世界1位!いかに多くの家庭でキャンドルを使っているのか、雰囲気を重視しているのかがわかります。
インテリアにもこだわる
インテリアにこだわるのもデンマーク人。デンマークは冬が長く夏が短い。日照時間も短い。そのため部屋で快適に過ごせるように居心地の良い部屋作りをしています。
日本でも北欧雑貨とかブームになりましたが、確かにおしゃれなものが多かったなぁ…。
3『クラブ活動』
デンマークの仕事は大体朝8時~午後4時まで。その後は趣味の時間になります。しかも、一人平均3つのクラブを掛け持ちしているらしい!働きながら趣味に時間を費やせるって素晴らしいですね。
クラブなんて学生の頃以来の響きです。日本では社会人になると友人が作りにくいので、クラブが一般化されているのはうらやましい。
デンマーク人の53%はボランティア活動をしている
人口の半分以上がボランティア活動をしています。「人のためになにかをする」「人のためになっている」という意識を持つと幸福度が上がるという研究結果があります。
「自分が必要とされている」「とか人のために役立てた達成感」が得られて社会貢献もできる。しかも国民の多くが進んで行っているのはすごい。
幸せだからこそできる、デンマークならではの暮らし
デンマークには日本では見られない特殊な習慣があります。
ベビーカーを外に置いたまま買い物をする
日本では、狭いスーパーの中をベビーカーを押しながら頑張って買い物をしている方を見かけますが、デンマークではベビーカーは店の前に放置する光景が見られます。
それだけ周辺の人を信じられる国柄と言えます。
デンマークにはカーテンがない!
めっちゃ驚いたのが、カーテンがないこと。信じられない…。ヘレン・ラッセルが言うには、たまに他の家の内装などを見て楽しむそう。
日本では気になってしまい絶対できないですね。あと、防犯面なども気になる…。
デンマークと日本の違いは日常生活に
税金などはどうにもできませんが、日常生活でも幸せになるコツはたくさんありました。
大人になってもクラブ活動をしたり、ディナーは毎食優雅にキャンドルをともしながら食べたりするのはマネできそうです。また、デンマークが属する北欧はさまざまな国で幸福度が高く出ています。日本でも見習えることは見習っていきたいですね。
デンマークにはこんな動画も
デンマーク関連で素敵な動画があったので紹介します。
「違う生まれ、思考の人でも、共通点はある」
⇒ 後半 pic.twitter.com/QfB4ebP4xt
— Podoro (@podoron) March 2, 2017
ちょっと長いですがぜひ。
こんな思考を教えるのも幸せな社会の一歩ですね。
今回紹介した本はこれ
今回紹介したことが詳しく書かれています。
コメント
最後の動画を見て泣きました。
人生において大切なことが詰まってる動画だと思いました。
紹介して下さり、ありがとうございました。
お礼を伝えたかったのでコメントさせてもらいました。本当にありがとうございました。