SSDとHDDの違いは?外付けストレージの選び方

HDDとSSDの違いはなに?外付けストレージ(記憶装置)の選び仕事やウェブ作業
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HDDとSSDの違いは動作音、価格、発熱性などさまざまな違いがあります。HDDはたくさん記憶でき安価ですが衝撃に弱く、SSDは高価ですが衝撃に強くコンパクトなことも特徴です。

HDDとSSDは1万円以上するものも多いため、慎重に選びたいところ。しかし、どれを購入しようか迷う人も多いでしょう。そこでここではHDDとSSDの違いやメリットデメリット、どちらを購入するべきかを紹介します。

外付けストレージを探している人はぜひ参考に。

HDDとは?

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HDD(Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ))とは、50年以上も昔から一般的に広く使われてきたストレージ(外部記憶装置)のこと。磁気を帯びた円盤状のディスクにデータを記憶させて使います。

古いパソコンには大抵HDDが搭載されていますね。起動するとCDディスクが回るような音がします。

HDDのメリット

  • 保存できるデータ量が多い
  • SSDより安い

HDDは最大10TBと大量に記憶ができ、安価なところがポイント。4TBが1万円以下で購入できるので常に大量のデータを扱う人にはうってつけのストレージです。

HDDのデメリット

  • 作動音がうるさい
  • 記録に時間がかかる
  • 耐久性が低い
  • 消費電力は多め

HDDは、ディスクを回しながら読み込み/書き出しをするため、音がうるさいのがデメリットです。円盤を回す速度には限界があるため、記憶するのにも時間がかかります。

ぐるぐると常に回転し稼働するため熱が出やすく、故障リスクが高まるため、耐久性に不安がります。さらに落としたり衝撃を与えたり、読み込み途中にディスクに傷ついたりすると、すぐダメになってしまいます。

また電力消費も多いです。

HDDの寿命

HDDの寿命や平均して5年程度と言われています。衝撃に弱いので持ち運びをすると寿命を縮める原因に。HDDは物理的にディスクをまわして書き込むため、書き込み回数が増えるほど消耗も大きく、寿命が短くなってしまいます。

SDDとは?

SSDとは HDDとの違い 

SSDは(Solid State Drive(ソリッドステートドライブ))はメモリーチップに記録を行うストレージです。小さくて作動音も少ないため、スリム化が進む最新のパソコンに搭載されています。

HDDよりも書き込み速度が速くコンパクトで動作音も少ないため、近年ではパソコンの内蔵ストレージとして活躍しています。

SDDのメリット

  • 作動音が静か
  • 衝撃に強い
  • 小さくて持ち運びしやすい

データの転移速度が速く、静音で読み書きができます。長尺動画などの重いデータを読み書きする場合はSSDのほうが快適です。さらにHDDよりも衝撃に強く故障しにくいため、持ち運んでいろいろなシチュエーションで利用できます。

またメモリーチップに読み書きするため、本体がとても小さく持ち運びしやすいのもメリットです。

SDDのデメリット

  • 値段が高い
  • 衝撃に強い
  • HDDに比べて寿命が短い

SSDはHDDに比べ値段が高い…。同じストレージ容量でも圧倒的にSSDの方が高額です。わかりやすくAmazonの外付けSSDと外付けHDDのランキングTOP3を見比べてみましょう。

HDDとSSDの値段の違い
2021年1月時点

ちょっと画像がぼけてしまったのですが…右に金額を並べました。これだけ見ても明らかな差がありますね。SSDは年々値段が安くなってきていますが、未だにSSDの1TBを購入する金額以下でHDDの4TBが購入できます。(1TB=1,000GB)

またHDDよりも寿命が短く、故障した際のデータ復旧が難しいです。

SSDの寿命

使い方や製品によってさまざまですが、平均して10年程度といわれています。頻繁に利用しない人は5年以上持つと考えて良いでしょう。また容量が大きいほど寿命も延びるのがSSDの特徴です。

ただし電気製品の天敵である湿気や温度管理などの環境で寿命が縮むことはあります。

HDDとSSDの違いまとめ

HDDSSD
価格安い高い
容量多い少なめ
転移速度遅め早い
静音性うるさい静か
発熱発熱する
高度な作業をすると熱が
こもりファンが作動します
発熱しない
HDDに比べ費電力が少なく
ほどんど発熱しません
耐久性壊れやすい
衝撃でディスクが傷つく
と読み込まれないなどの
故障が起こります
壊れにくい
衝撃に強いです。(書き込
みが多いと回路やチップの
耐久性が落ちる場合があります)
寿命短い
使用時間が関係します。
長い
使用時間と書き込み回数が
関係します。容量が大きい
ほど寿命も長くなります。
本体の大きさ大きめ小さい
電力消費多い少ない

比較してみるとSSDのほうがメリットが多いのがわかります。

HDDとSSDで注目すべき違いは、処理速度、記憶容量、価格です。HDDはSSDの最大8倍もの容量があります。SSDも容量の大きなものがありますがかなり高額のため、一般人だと購入が難しいでしょう。

寿命は書き込み回数が関係

ストレージは記憶するたびに消耗します。記憶・削除・移動などを繰り返すほど寿命が短くなると考えましょう。

どちらを購入するべき?HDDとSSDの使い分け

実際どちらのストレージを購入するべきなのでしょうか。

SSDがおすすめの人

  • 多少高価でも扱いやすいストレージ(記憶装置)がほしい
  • 持ち運びやすいものがいい
  • 小さなストレージがほしい

容量や値段を求めないなら、読み込み速度が速く扱いやすいSSDをおすすめします。静かな作業場にしたい人もSSD一択です。

またSSDは小さいためデスクのスペースを取りません。スペースが少ない人もSSDがおすすめです。

HDDがおすすめの人

  • 安く大量のデータを保存したい
  • 持ち運びしない
  • テレビ番組など、動画を大量に録画したい

安価に大量のデータを保管したいならHDDをおすすめします。ストレージを持ち運ばず、イベントごとの家族写真をコツコツ撮り溜めたい、テレビ番組を録画したい…といった使い方ならHDDですね。HDDのほうが寿命が長く容量もあるため、頻繁に購入せずに済みます。

写真や動画編集ならHDDが使いやすい

HDDとSSDどちらを購入すべき?

動画編集、写真編集などを仕事にしている人は容量が多く安いHDDのほうが、容量不足に悩まされずにすみます。

デジカメで撮影すると1TB消費するのに25万枚撮影することになります。人生で25万枚撮るのはかなり大変ですね…。毎日10枚近く撮影して容量いっぱいになるまでに70年かかってしまいます。

正直、写真や音楽などは仕事にしていない限り、1TB購入すれば容量を考えずに生活していけるでしょう。動画の場合は166時間。映画を録画すると約約211本分です。ただし4K動画ならすぐに埋ってしまうので要注意。

HDDは寿命が短いことに注意。安価ですが、長期保存したい場合はSSDのほうが使い勝手が良いです。

HDDとSSDの併用方法・おすすめの購入手順

ストレージの併用もおすすめです。

持ち運び用と据え置き用でわける

使い分けとしては持ち運びをする場合はSSD、据え置きで大量のデータを保管したい場合はHDDがおすすめです。

おすすめの購入手順

まずは容量が少なく値段を抑えめにしたSSDを購入して、実際に使ってみるのがおすすめです。そして足りなければ別のストレージを買い足していきます。

なぜはじめにSSDを購入するのか

SSDはHDDよりも使い勝手が良いです。もし購入してみて容量が足りない場合は、始めに購入したSSDを持ち運び用にすればOK。

購入しても無駄になりません。まずはSSDを購入して使い勝手を確かめてみるのをおすすめします。

※ただしテレビの録画など、明らかに容量が多いもの、動画を大量に録画したい人や、持ち運びはしないという人は安価で大量記憶ができるHDDを選択したほうがよいでしょう。

おすすめのSSDはこれ!

ストレージには外付けと内臓の2種類がありますが、今回は外づけストレージを紹介します。

こちらは250GB、480GBも販売しています。とても小さく、デスクに置いておいても邪魔になりません。私も現在こちらの商品のピンクを使用しています。色も鮮やかでデスクのワンポイントにもなりますし、使用感も快適です。

500GB、1TB、2TBまで販売しています。こちらは速度に関してとても評判が良いSSDです。

おすすめのHDDはこれ!

バッファローはAmazonだけ商品が見つけにくかったので、直接ページに行けるリンク張っておきます。こちらからどうぞ。

据え置きで大量のデータを扱いたい人におすすめです。

買うならSSDが使いやすい

それぞれメリットデメリットはありますが、音が小さく発熱しにくく、寿命も長いSSDのほうが使い勝手が良いでしょう。とはいえまだまだSSDは高額です。金額と相談してストレージを選ぶことをおすすめします。

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